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開発に5年! 世界でも類を見ない特殊カーボンの007スーツケースはどこが凄い?

グローブ・トロッターの肝入りで、カーボン素材を使った限定モデル「007 リミテッドエディション キャリーオン」が話題ですが、これが実はかなり凄い素材が使われているというお話しです。


グローブ・トロッターといえば、ヴァルカンファイバーという紙で作ったボディが特徴ですが、こちらはグローブ・トロッターが独自で開発した世界特許申請素材「エアロ・カーボン(カーボン・ファイバー・コンポジット)」を採用したスペシャルモデルです。このカーボンは、ボーイング787でも使用しているものと同じ特殊なカーボンなのです。


どこが特殊なのかというと、通常のカーボンは叩くと高音がするほど、非常に硬質ですが、こちらはカーボンなのに柔軟性のあるカーボンになっています。ボディが撓むことで圧力を回避して亀裂を防ぐ仕組みになっているんですね。


一般にF1のボディに使われるカーボンは衝撃を受けるとバリっと割れるのが特徴ですが、こちらはセミハード(セミソフト)なので、そういう形では割れにくくなっています。スーツケースは機内での運送時にどうしてもさまざまな衝撃を受けるのですが、それを見事に回避してくるというわけ。中に支柱がなく、ボディだけで形成されているこちらの特殊なスーツケースは、素材開発だけで5年に及ぶ時間を費やしたそうです。


またカーボンの柄は通常は綾織なので斜めに走っていますが、こちらはストライプ柄。ボンドが着用しているピンストライプのスーツをイメージしています。しかもこちらは最先端素材であるカーボンファイバーの4ホイール(4輪)モデルなので、ますます使い勝手が向上しています。ちなみにグローブ・トロッターの4輪モデルは、2019年のグッチとのコラボレーションが初でした。


スーツケースの中身を見てみると、特殊なキルティング素材を使用し、スコットランドのボンド家の紋章が鎮座しています。こちらはボンド家より申請許可が降りたオフィシャルな家紋。007シリーズの原作者であるイアン・フレミングの細かな設定が活きています。


世界700台限定ということで各モデルにシリアルナンバーがチタン箔で刻印されていますが、007 / 700はダニエル・クレイグさんがお持ちとのこと。至高のスーツケースが、ダニエル・クレイグとお揃いというのも乙ではありませんか。


「007/ リミテッドエディション」 カーボン・ファイバーモデル 4キャビンケース

¥ 465,300