英国チャールズ皇太子の有名な言葉にこんなものがあります、「Buy once, buy well」。「買うなら一度だけ。良いものを買うべし」という意。皇太子自身はファッションに造詣が深いばかりでなく、その言葉を体現するように、購入したジャケットや靴など、お直しを繰り返しながら長く愛用し続けるお方。良いものを長く使うということは、伝統を継承するばかりでなく、愛着が湧くというもの。廃棄することもないので、今で言うサスティナブルにも繋がります。

毎日使えて、長く使える入門としてオススメしたいのが、銀製のスプーンです。広く使われているステンレスのカトラリーは、誕生してまだ 100年ほど。それ以前の食器は銀を使ったものが主流ということで、実は銀製のカトラリー方が歴史も長いのです。

銀製のスプーンの特徴は、まず口当たりが非常に良いところ。滑らかなので感触が非常にスムースですし、鉄のような味がすることはありません。２つ目は持ちやすい点。重すぎず軽すぎず、ほどよい質量なので、しっかりと手に収まります。食事の動作を快くしてくれます。３つ目は熱伝導率が良いこと。スープなど温かい料理はそのまま暖かく、シャーベットやアイスなど冷たいものは、冷たいままで味わうことができるのです。つまり食事本来の美味しさを体験できるということです。

些細なことですが、毎日の食事を豊かにするというという意味では、とても大きいのではないでしょうか。一般的なカトラリーに比べれば高価ですので、現代的なインテリアやカトラリーと合わせて使うのもおすすめ。長く使うということを考えれば、特別な方へのギフトとしてチョイスされるというのも素敵でしょう。

こちらは英国のアンティークを専門で扱う「鎌倉アンティークス＆ギャラリー」が手掛けている商品ですが、現在ヴァルカナイズロンドンでも取り扱っています。鎌倉アンティークス&ギャラリーは、珍しい英国のアンティークやインテリア、絵画などを扱うお店です。古いものを大切にしながら生活を美しく豊かなものにしていくという考え方があります。そんな毎日をこちらのスプーンから始めてみるのはいかがでしょう。

純銀 ティースプーン＆トングセット（Joseph Elliot & Sons）

¥ 70,400

デザートカトラリーセット（John Round&Son）

¥ 129,800